前略、台北より。

MOTOR-MANの日記です。

意識高い系ってどこにもいるし、こういうものなんだな~って話

皆さんこんにちは。MOTOR-MANです。最近の台北もすこーしずつ寒くなってきて、いよいよ長袖を着ないといけない時期になりました。衣替えだるっ。

 

タイトルにもある通り、今回は意識高い系という人種についての話です。というのも、最近やたらと意識高い系について考えることが多かったので、「たまにはそういう感じのブログでも書いてみようかしらん」と思い、Twitterでアンケートを取ったところ65%の人から「書いて💛」とラブコールをもらったので、書いてみることにします。

証拠:https://twitter.com/motorman0119/status/1453804663661228037?s=20

 

さて、皆さんは「意識高い系」と聞いてどんな人種を思い浮かべますか?多くの方は地獄のミサワ先生が書いてるLINEスタンプみたいなやつを想像すると思います。大体あってます。そんな「意識高い系」という奴ですが、大学になると結構な感じでいるらしく、人脈とか価値とかをやたらと口にし、スタバで呪文みたいな名前のドリンクを飲みながら無印のマネキンみてえな服着てマッキントッシュをいじってるのだそう。

つい二年前あたりまでは「まあそんな野郎は日本だけで、台湾にまでは・・・」と思っていたのですが、まあこういう話をしているということは、存在したのです。意識高い系日本人留学生が。よくよく考えてみると、自らの意思で海外留学を選択する奴なんて、人並み以上の行動力はあるようなもんなので、こういう人間がいない方が不思議でした。

しかし、まあそんなやつは割と目立っちゃうし、なんか変な行動するし・・・で、色々人を不快にさせたり色んな意見を持たせてしまうのです。というわけで、今回はそんな意識高い系へのお気持ちを備忘録的に書き連ねていきます。

 

①なんだかおかしいゾの巻

さて、自分が意識高い系と呼ばれるものについて「ん?」と思うようになったきっかけは、とあるFacebookのグループです。これは「台湾に留学してる日本人学生のグループを作ろう」というお題目で、台湾各地に住む250人くらいの大学生が集まったものでした。主催は私が「意識高い系」と呼ぶ人物であり、私は同じ大学で以前何回かたわいのない会話をしたことがあったために、その人物より直接勧誘を受けてグループに加入することとなりました。インスタも相互フォローしてましたし。まあ、同じ台湾に住む日本人学生同士ですし、就職とかをいろいろ考えると、そういう繋がりはもっておいた方が良いに決まってるのです。何かお得な情報を得れる確率が高まるわけですから。

このグループにそういう期待をした人はかなり多かったようで、私の周りの人も大体がそんな感じで加入していました。まあそりゃ、留学生のグループに求められるものって情報とかつながりですし、何しろ主催は「台湾に留学する日本人学生グループ作りました!」みたいなゆるふわな感じのことしか言ってないので、それ以外の展開になることを想像できなかったのです。

しかし、そんなある日のことです。いつの間にかこのグループのホームページが出来ていました。そのグループを見るとこんな文言が。

 

「台湾正規留学生だけの手によって作られたメディア&コミュニティ。」

「台湾留学の価値を最大化する」

企業様との提携により、企業様にさらなる利益をもたらす事ができるような人材を育成

 

ん?

んん??

んんん???

んんんんんんんん???????????

 

あれ、これなんか思いっきりビジネスする方向になってね・・・・?

まあ、聞いてた話と違うわけですね。ゆるふわサークル的なものを想像していったら、いつの間にか意識高い系のビジネス要員になってるわけですから。うまいっちゃうまいです。それに、いつの間にか公式インスタグラムと公式YouTubeチャンネルと公式LINE出来てるし。草。

冷静にそのホームページに書かれてるサービスを見てみると、「台湾留学に至るまでをサポート」「中国語レッスン」「台湾留学生コミュニティ」「インターン提携と企業説明会」と書かれてます。つまり、かつてのイギリスの福祉政策の「ゆりかごから墓場まで」よろしく、「入学から卒業まで」を面倒見ますよと言ってるわけです。学生がここまで手厚くやってくれるわけですから、これから留学を考える人からしてみればありがたいものでしょう。しかし、この活動内容を知らせずにメンバーを集めるというのは、半ば詐欺に近い手法なのではないでしょうか。それとも、こうでもしないと人が集まらないとでも思ったのでしょうか。

それに、もし利用者から金をもらってこれをやるとしたのなら、その金はどうなるのでしょうか。協力した人で割り勘?それとも主催の独り占め?まあ幸いなことに、現在まででこのサービスすべてが稼働しているところを見たことがなく、つまり今のところタダ働きはさせられていません。

 

そんな半分詐欺な感じの手法をとった意識高い系ですが、彼はそれなりに会社を興したりYouTubeやインスタなりをやっているわけです。当然そこには自己紹介があるわけで、そこにはこんな文言が。

 

出口にあたる就活の部分を手助けする「(FBグループ名)」を設立。2021年10月1日時点で、台湾留学生のメンバー数は25〇人。

 

いや、まあ間違ってねえけどよお・・・。それってつまりさあ、結局半分騙した感じで集めた人を自分の肩書にしたってことじゃんか・・・。

 

まあつまり、我々は意識高い系のビジネスと肩書の養分にされていたわけです。若干腹立ちますね。

しかも、このグループは別の日本人の先輩のアイディアを半ば強引に奪い取って作ったのだそうです。つまり、自分が作ったわけではないふにゃふにゃの基礎を、騙し半分で固めたようなもの。それをさも自分が全てやったかのように喧伝しているわけです。こう一連の文章を読んでくると「うわこいつめっちゃやべえじゃん」となってきた方も多いのではないでしょうか。私もです。

 

また、彼は会社もやっており、その会社では「日本企業と中国市場を橋渡しする」みたいなことが書かれてました。参入サポートや市場レポートの提出をしているのだそうです。

 

 

②これは結構怪しいゾの巻

「この時点で結構怪しいじゃん」という方もいらっしゃるかと思いますが、それでも僕個人としては「えー・・・うーん・・・」みたいな感じで、適当にしてました。一応今のところ実害は出てませんからね。しかし、250人もいるとこういうことに対して何か言う人もいます。

というわけで、Twitterの台湾界隈で軽く炎上しました。すんごい軽く。炎上の趣旨は上記と同じような感じで、「なんか聞いてたんと違うぞ」「マネタイズしたらどうするんだ」とか言われてました。炎上したら鎮火が必要になりますから、責任者は何かしらの対応を取らざるを得なくなってきます。しかし、意識高い系というのは、大体のネットのメディアに顔を晒して手を付けていますから、Twitterも当然やっていました。というわけで、彼も鎮火すべくツイートをしていました。後述しますが、彼はすでにTwitterのアカウントを消してますから、完全に本文を引用することはできませんが、内容としては、

 

「マネタイズの話があった。今はマネタイズする気はないが、今後は検討したい。」

 

うん、君ア〇だろ。

幸いなことに炎上した範囲が小籠包サイズの小ささだったので、時間とともに鎮火しました。しかし、炎上対応としてこれはどうなんですかね。やってることが失言政治家なのよ。もしこれが割ーとでかくて、君の会社やらこのグループやらを派手に巻き込んだ炎上だったら、どうなったんだい?・・・という話です。つまり、率直に言えば組織の運営者に向いてないんです。

 

一応、グループのライブキャストでとある人物(後述)と一緒に謝罪配信を行ったのだそうです。私は興味もなかったので出ていませんが、それを見た人曰く、こんなことを言ってたそうです。「まあ、何かに挑戦する人を嗤う人って常にいますからね・・・。」と。ハハッ、おもろ。

 

そんな中、彼はまたとある行動に出ます。それは「Twitterのアカウント消去」と「インスタの相互フォロー解除祭」です。

前者は、まあ読んで字のごとくです。確かにTwitterなんて変なオタクの集まりばかりですから、離れる方が賢明なのかもしれません。しかし、問題は後者。彼は「気づいたんよね。周りを変えようたって想いは自分の周りの小さな範囲にしか伝わらないんよね。だからTwitterも消した。インスタもフォロー整理した。」を犯行動機として、Twitter相互FFを一気に解除しました。その数おそらく2500程度。当然私も含まれますし、彼と仲良くしていた先輩・同級生も全解除です。先輩なんて「なんやあいつ・・・」と呆れ顔で解除返ししてました。私もしました。

↑の下線部を書いた投稿は↓のような顔の写真を添付して投稿してました。うん、人を舐めてる。

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ちなみに、私と同学年の結構可愛い女の子はそのまま相互フォローにしてました。

 

 

③怪しさに拍車がかかったゾの巻

こういったことが起きる少し前、とある人物がグループに入ってきます。その人物は先ほど述べた、謝罪ライブを意識高い系と一緒にやった人です。ではこの人物は台湾に留学している日本人学生なのかというと、答えは否。アメリカ留学経験のある起業家です。なんでも、ベンチャーとか人材育成を行う企業を経営しているのだとか。素性がよく分からない人物なので、Googleで検索をかけてみると、なんとWikipediaがヒットします。しかし、あまりに詳しすぎる内容と編集履歴から見るに、おそらく自分で作成・編集したやつでしょう。あまりに外部リンクが多すぎて、Wikipedia運営から「外部への誘導目的があります」と過去にお墨付きをいただいていました。あと、ヒットするSNSのアイコンが「やばいクレーマーのSUS〇RU TV」に似てて面白いです。

んで、この人物は無料で自分の経営術なり就活に強くなる方法なりを、オンラインのセミナーで伝授し、最後には面接を受けさせて上手くいけばスタートアップ企業の内定を取れるプログラムの主催者です。いわば、留学生をうまーく教育してスタートアップ企業に送り込んでいるわけです。

 

ではなぜこんな人物がグループに入って来たのか。理由は簡単です。主催の意識高い系が入れたからです。

いつどこで彼らが出会ったのかは知りません。しかし、「自分の価値を上げること」と「スタートアップ企業とIT万歳!」の意識高い系と、こういう人物が嚙み合わないわけがありません。彼らはおそらくすぐ意気投合したのでしょう。これ以降、このFBグループでは、この人物が主催するプログラムの宣伝が盛んにおこなわれるようになります。

 

しかし、考えてもみてください。僕のような運営でもない人からすれば、なんかよー分からんオッサンがやってきて、「自分の価値向上」とかの情報商材の常套句をふんだんに盛り込んだセミナーを紹介してくるわけです。そうなると、多くの人は「ん?なにこれ、マルチ?」「なんか怪しいな」と思うわけです。事実、僕以外の周りの日本人学生はこれを感じていました。この「怪しいな」という感情は、先述したビジネス化云々によって「不信感」に変化し、この不信感が先述の炎上や謝罪ライブにつながってくるわけです。

 

つまり、この状態を要約して言うのならば、「ゆるふわサークルのつもりが、いつのまにか意識高い系のビジネススペースと怪しいセミナーの入り口」になっていたわけです。つまり、意識高い系くんは設立経緯も真っ黒、組織の活動も怪しい、活動実態は実業家の孫組織状態、あるのは運営に対する不信感だけという組織を作り上げたのです。

 

 

④これを考えると、「意識高い系」ってどんな人物像なのかが見えてくるゾの巻

まあ色々書きましたが、上記のことは大体10か月くらい前に起こったこと。今となっては、昔の話です。しかし、そんな昔の話でも、今から見ると色々見えてきます。また、最近彼の話が内輪でよく上がったりするので、この「意識高い系」について考えるようになりました。そこで、これらの総括のようなものとして、この「意識高い系」について分析・思考して考えたことを書き連ねていきます。もちろん、「意識高い系」で共通化できるものではないかもしれませんが。

 

特徴一 客観視ができない

まず、この一連の件で思ったのは、意識高い系なるは「客観視」が出来ない、もしくはその概念がないのではなかろうか、ということです。まあ自分が「客観視」を出来ているのかといえば、それは大変怪しいところなのです。

しかし、この一連の件は「自分がやっていることを他人が見ればどう思うか?」という視点が一貫して欠如しているように感じます。「言っていない趣旨を勝手に押し出して対外アピールしたらどう思われるのか」、「突然みんなが知らない人を入れて、その人がセミナーとか言い出したらどう思われるのか」、「マネタイズ云々で炎上しているのに、マネタイズするとかいう話をしたらどう思われるのか」・・・。この考え方が全体的に欠如しているのではないでしょうか。

別に例を出すと、「えんとつ町のプペル」あたりがこれになるでしょう。映画館でスタンディングオベーションをやったり、自分を意識してもらうために一万円を献上したり、映画の前売り券を売りつけたり・・・。これらは非常識的な行為というか常軌を逸している行為です。もし「客観的に自分を見る」という目線がある人はこれをやろうとしても、「ああ、変な人って思われるし、周りの人から負のイメージを付けられるだろうし辞めとこう」という判断をするでしょう。しかし、「客観視」が出来ないばかりに、そういった判断ができず、結果として「怪しいモノ」「怪しい人」という烙印を今まさに押されているのです。

 

さらに、こういった人たちは「悪意なくやっている」ということが拍車をかけているのではないでしょうか。「プペルを見れば、人生の見方が変わる」、「あなたの人生をより良い物にしたいから、プペルを勧める」、こういったワードを西野信者は言うそうですが、そこに悪意はなく、純粋に善意なのだと思います。

話を戻すと、「FBのグループをビジネス化する」、「実業家のセミナーの勧誘をする」、そこに彼の中に悪意は恐らくなく、純粋に「このグループに参加している人の価値を向上させたい」という思いがあるのでしょう。だからこそ、意識高い系の行為というものは、この「善意」が客観視されることなく、自分自身の希望のままに暴走し、周りの人に不審がられていく結果を招いているのではないでしょうか。

 

 

特徴二 視野が狭く、広げる気もない

ここまで読んできて、この意識高い系がやっている話は全体的に「自分の価値を高めて、自分で仕事を起こし、金を得る」ということに終始します。つまり、起業こそが正義なのです。事実、彼の過去のインスタストーリーには、日本企業の何かのランキングとともに「あなたはどれに入りたい?」という文言と回答ボックスがついたものが投稿されたことがあります。一日後には「日本の~~な企業は大企業ばかり・・・。これを変えたい」的なものが投稿されたこともあります。行間の意味を取るならば、「大企業なんざクソくらえ」でしょう。ちなみに僕は「ランキング内の三〇不動産に入りたい」と回答しました。

こういったことは彼ばかりではないでしょう。ネットを見れば、「サラリーマンはやめて○○はじめよう!」という文言は沢山あります。また、僕は以前「日本の次世代リーダー養成塾」というイベントに参加したことがあり、そこでも将来のことを言うと起業の話しかしない人は多くいました。(当時、観光列車を作って地域活性化をやるというJR九州のビジネスモデルにあこがれていたために、それをやりたい、といったら、「そういうことに携わる会社を起業したら?」と言われた。)

しかし、自分のやりたいことをやるための選択肢は「起業」のみでしょうか。もちろん、私は「起業」を否定するわけではありません。誰もみたことのないサービスやモノを手掛けるのなら、そういった選択肢を取ることもあるでしょう。しかし、「やりたいこと」は人それぞれです。鉄道会社に入って運転士になりたい人、都市開発に携わりたい人、キャビンアテンダントになりたい人、やりたいことと人は三種三様です。では、起業したところで運転士になれるでしょうか?都市開発のための土地をもらえるでしょうか?CAになれるでしょうか?鉄道の運行と地域活性化を紐づけた仕事が出来るでしょうか?答えは否でしょう。自分のやりたいことをやるためには、起業以外の選択肢もあるわけです。その中には当然「大企業に就職する」という選択肢もあります。そこが意識高い系の人は見えてないように思いますし、見る気もないと思います。

 

 

特徴三 動機が浅い。そのために行動の持続性もない。

意識高い系というものは何かすごいものが出てくれば、大体手を付けるものです。インスタ、YouTube、起業、セミナー、その他もろもろ・・・まあ、色々なものに手を出しているように思います。しかし、それをやるにあたって、そのやる「動機」が浅いのではないでしょうか。

①にて、意識高い系の人が「中国市場と日本企業の橋渡しをする会社を作った」という話をしました。ここで、一部の方はこう思ったのではないでしょうか。

 

「なんで中国じゃなくて台湾に来たの?」

 

これは言うまでもないことですが、台湾と中国は別の国です。市場も当然違います。それで中国でビジネスをしたいのであれば、中国に留学をした方がいいと考えるのが当然でしょう。というか、台湾ではなく中国に行った方が、現地での人脈作りなどもすごく円滑に進むでしょうし、「台湾を本拠地として中国市場のビジネスをやる」ということは結構無意味です。もし、「いや中国と台湾は同じ国だし、市場も同じじゃん」とか言うのなら、掛ける言葉もありませんが。

では、なぜこういうことを考えるようになったのか。その理由は恐らく「台湾で中国語を勉強しているから」で、つまり「自分は中国語でビジネスができる、だから中国市場に入っていける。そして中国市場はとっても大きい。よって、中国市場関連の仕事をする。」ということなのだと思います。言い換えると、「自分はAという状態だから、Bをやる。」ということになります。しかし、今回のケースのように「だったらなんで中国じゃなくて台湾に留学したの?」というツッコミが入ります。言い換えると、「なんでBをやるためにCじゃなくてAの状態になったの?」ということです。これをうまく説明し返すには「Aという状態でなくてはならない理由」というものが必要になります。つまり、「中国市場に参入するために、中国留学じゃなくて台湾留学をしないければいけない理由」、もっといえば「中国留学はダメで、台湾留学じゃないといけない理由」です。みなさん思いつきますか?私は無理です。

まとめると、意識高い系の彼の行動動機は「Aである自分を活かすために、Bをやる」というただ漠然としたもので、そこに「Bでないといけない理由」や「AとBとの関連付け」という動機の掘り下げがないのです。こういう風に動機が浅いと、「自分はこれをやる」という意思も弱まるのではないでしょうか。事実、彼がせっかく作ったFGグループのインスタ・YouTubeチャンネルは一つも投稿されてませんし、おそらく「ビジネスするから、アピール用に作らなきゃ」程度の浅い動機で作られたものだったのでしょう。そこには「なぜインスタやYouTubeをしないといけないのか?何を目的とするのか?何をアピールして何をするのか?」という掘り下げもなかったはずです。そんな感じでは、そりゃやる気も必然性も継続する必要もないですよね。

ちなみに、FGグループだけでなく、彼個人のYouTubeも、なんならFGグループの流動すらも止まっています。実際、先述したように、ホームページで述べたビジネス活動も一切していませんし、したこともありません。おそらく、全部浅い動機で思いついたもので、そこに継続の意思も必要性もなかったのでしょう。

このことは彼でなくても言えるでしょう。なんかやたらと「人脈」やら「常に忙しい」とか言っているくせに、「じゃあ何してるの?何したの?」となると何も結果を出していない人。そういう人も、やっていることの動機が浅いので、結果が出るまで続けられなかったのではないでしょうか?

 

 

特徴四 誰かの養分になっている

さて、ここまで読まれてきた中で、こう思われた方もいるかと思います。

「つまり、これって、なんか自己承認欲求&自己顕示欲と意識は高いくせに、それに頭が追いついてないのでは・・・?」

ええ、その通りだと思います。しかし、そのくせ今回で言えばセミナーの主催者のようなサポートする人物がいます。それはなぜか。答えは簡単です。意識高い系がサポート役の養分に他ならないからです。

おそらく、ここまで述べてきたことはサポート役の人も分かっていることでしょう。分かってなかったら、そいつも同類で誰かの養分です。では、なぜわかっているのにサポートするのか。それは、意識高い系が自分の接種する栄養を培養してくれるからに他なりません。

具体的に述べましょう。サポート役のセミナー主催者は、海外留学生をターゲットにした事業を展開しています。そうなると、海外留学生を手間暇かけて自らのところに呼んでこなくてはいけません。そんなの、結構手間暇かかりますよね。日本にいませんし。

しかし、そんなところで、偶然台湾の留学生を250人くらい集めていて、なおかつ自分の考えに従ってくれそうな奴がいます。そんな人間をうまく手なずけられたら、そいつが勝手に自分の事業をアピールしまくって、自分が接種する養分を増やしてくれるわけです。こんなお得な事ったらありません。自分は何も労力を惜しまなくてよくなりますから。さらに、そいつが持ってきた養分がもっと養分を増やしてくれる可能性すらあるわけです。一度で二度おいしいのです。

他に例を出すと、プペルがまさにそうですよね。自分の信者が積極的にプペルのアピールをして、西野信者を増やしてくれるので、ちょっと手間暇かけるだけで、信者がたくさん手に入ります。ア〇に適当に言っとくだけで、信者と金が勝手に増える。こんなにお得な商売うらやましいったらありゃしませんね。俺も明日から始めようかな。

 

では、意識高い系はこれに気付いているのか?気付いているわけがありません。だって、頭が自己承認欲求&自己顕示欲と意識の高さに追いついてないのですから。彼だってそうです。表面上、このセミナー主催者の組織とFGグループは提携していることになっています。しかし、実態は先述したようにFGグループはセミナー主催者組織の孫組織。FGグループで意識高い系に影響された人が、親組織に出向いているだけなのです。

もちろん、セミナー主催者はこのことを分かったうえでやってるでしょう。しかし、「すごい人の会社と提携」という餌を与えておけば、本質の見えない意識高い系はそれに食いついて勝手に養分になってくれるのです。「自分の作った会社が組織と提携」だなんて、まるで対等な関係で、なおかつ自分のやったことが認められたかのようで、あまりに高い自己承認欲求&自己顕示欲を大いに満たしてくれることでしょう。本質なんて見ようともせずに。

 

そんな奴が起業なんてして、その会社がうまくいくのでしょうか?私は意識高い系の下につくことになるであろう人たちが不憫でなりません・・・嘘ですが・・・。

 

 

⑤まとめ

というわけで、まあ「意識高い系」について思ったことはこんな感じです。結局のところ、意識高い系というものは「大して考えもせず、人のことを考えもせずに行動する、自分本位なバ〇」という結論に至ったわけですが、これ誹謗中傷スレスレですね。本人の目に届かないことを祈ります。

 

というわけで、ここまで駄文を読んでいただきありがとうございました。それでは。